あなたは、健診で「要再検査」と言われたら、すぐ受診していますか?
実は、約4割の人が再受診していないというデータがあります。
(元データ:Forbes記事より コメント参照)
理由は「忙しさ」だけではありません。
本質は、“結果の意味が理解できていない”ことです。
医療側は正しい情報を伝えています。
しかし、それが「行動できる形」になっていません。
例えば、弱視 や 斜視 のお子さんで、治療が遅れた例がありました。
眼科医師が、
「もしかしたら少し目が悪い可能性があります。注意して下さい。」
両親は、
「まだ成長過程だし、家でも見えてそうだし」と、あまり気にかけていませんでした。
これで、両親がその今の状況、治療の必要性を本当に理解できるでしょうか?
「〇〇となるような病気で、視力がとても落ちる可能性があります。お家で〇〇なことはないですか?〇ヵ月後くらいにもう一度眼科にかかって下さい。現状ではまだわかりませんが、早期に治療を始めれば改善が期待できます。」
このように伝えていれば、両親も理解し、定期的に眼科にかかったのではないでしょうか。
結果、受診が遅れ、視機能の発達が難しくなる時期を過ぎてしまいました。
両親は後に、
「もっと早く知っていれば…」
と自責の念を抱くことになりました。
これは、早期に対応することで視機能の発達が期待できる一方、対応が遅れたため改善が難しくなったケースです。
重要なのは、「怖さ」を伝えたり、「不安」を煽ることではなく、“時間によって結果が変わる”という事実を、具体的に理解可能な言葉で伝えることです。
・どのくらいの期間で受診すべきか
・対応が早い場合と遅い場合で、何が変わるのか
・今どの優先度なのか
こうした情報が揃って初めて、人は理解し行動できます。
そしてもう一つ大切なのは、診療と連携し、行動のハードルを下げること。
・すぐに(その日)で受診できる
・診療予約枠が確保されている
・次の行動が明確になっている
こうした「理解」と「行動」をつなぐ設計は、医療DXによって実現可能です。
・健診結果をわかりやすく翻訳し、客観的に説明すること
・次のステップである受診行動をスムーズに行えること
・その後の経過をシームレスにPHRへつなげること
医療DXとは、単なるデータのデジタル化ではなく、「結果を行動に変える設計」そのものです。
最近では、AIを活用した健診結果の説明や保健指導ツールも登場しており、こうした仕組みの活用が、健診後の行動変容につながる可能性を感じています。
皆さんは、健診結果C、D判定を放置していませんか?

