医療DXの成否を分けるのは、「一人ひとりの意識改革」である~鳥取大学の取り組み事例より~
TBS NEWS DIG にて、鳥取大学医学部付属病院の取り組みの記事を見つけました。
全国の国立大学病院の約7割が赤字経営に苦しみ、その総額は過去最大の約400億円とも言われています。
そんな厳しい環境の中、人口最少県にありながら黒字を維持し、地域医療の「最後の砦」を守り続けているのが「鳥取大学医学部附属病院」です。
■ 「ケチケチ大作戦」が育んだ経営意識
この病院の強さの根源は、「ケチケチ大作戦」と名付けられた徹底した各スタッフの意識改革にあります。
・教授自ら階段を使い、エレベーター経費削減を呼びかける
・昼休憩時の消灯、郵送からメールへの切り替え
・ゴミの分別徹底による処理費削減
これらは単なる節約ではありません。
全職員が「病院経営を自分事として捉える」文化そのものです。
この 「全職員参加型経営」 という意識改革が、これからの病院にとって、もっとも重要な基盤だと考えます。
■ アナログな意識改革こそが「医療DX」に命を吹き込む
この「1円、1床も無駄にしない」という現場の意識があるからこそ、IT化は初めて機能します。
病床稼働率をリアルタイムで可視化する仕組みも、単なる “見える化” で終わるか、成果に繋がるかは現場次第です。
この病院では、「効率的に患者を受け入れる」という意識が浸透していたからこそ、病棟稼働率は平均3%向上しました。
■ 医療DXを進めるのは「人」である
どれだけ優れたITツールを導入しても、運用するのは「人」です。
・業務フローが変わらない
・判断基準が変わらない
・行動が変わらない
これでは、DXではなく単なる“IT化”にとどまってしまいます。
重要なのは、
「一人ひとりの意識改革」
人が変わるから、ITツールが活きる。
人が育つから、DXが進む。
結果として経営改善、そして赤字解消にもつながるのだと思います。
医療DXを「導入」で終わらせるのか
それとも「組織変革」までやり切るのか。
その鍵は、まさに“人”にあるのではないでしょうか。
まずは、アナログな意識改革から始めてみませんか?
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