職場で、私たちがつい忘れてしまうこと――それは「感謝」


最近、医療現場でも「働き方改革」や「医療DX」が盛んに議論されています。
業務の効率化や仕組み化は確かに大切ですし、それによって救われる現場もたくさんあります。

しかし、仕組みを導入するだけで、現場は本当に動くのでしょうか?
私は、どれだけ優れたシステムを入れても、最後に大事になるのはやはり「人」だと強く感じています。

実は先日、職場でボーナスが支給されました。
その際、私はいつもボーナスの支給対象ではないパート職員の方々へ、ささやかな気持ちの品と共に感謝を伝えるようにしています。

実は、この「感謝の品物」を選ぶ時間が、私は個人的にとても好きです。
「これなら喜んでくれるかな」「お疲れのときにぴったりだな」と、相手の顔を思い浮かべながらお気に入りの品を選ぶ。そのプロセス自体に、私自身も豊かな気持ちにさせてもらっています。

当直明けのスタッフに「お疲れさま。少しは寝れた?」と声をかけること。
誰かが何かをしてくれたときに、必ず「ありがとう」と言葉にすること。

これらは決して特別なことではありません。
しかし、こうした「感謝」「ねぎらい」「相手への関心」という人間関係の土台があってこそ、初めて新しい仕組みは機能し、現場、チームが自ら動き始めるのではないでしょうか。

結果として、そうした温度のある土台がある職場ほど、DXを含めた新しい変化に対して、組織が“自走”するようになると、私は確信を持っています。

効率化やデジタル化が進む時代だからこそ、人間同士のコミュニケーションの質や、相手を想う時間が問われている気がします。私自身もまだまだですが、常に感謝の気持ちを忘れずに、現場に向き合っていきたいと思います。

あなたは、何に「感謝」していますか?

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