看護師不足70% 看護師が集まる病院とは? Vol.3/5~「人材育成」について考える~
看護師が集まる病院について、
採用力 = 資金 × 人材育成 × 組織文化 × 情報発信
の4つの掛け算が大事とお話ししました。
今回は、「人材育成」について考えます。
実は、忙しい病棟ほど教育が崩壊しているのです。
「忙しいから、後にして」
「とりあえず、これやって」
「昔から、こうなってるの」
「前に説明したでしょ」
こんな、感情的な指導になっていないでしょうか。
看護師不足の本質は、
「忙しすぎて教育できない → 新人が育たない → 辞める → さらに忙しくなる」
という負のスパイラル。
これを止める唯一の方法は、個人の力量に依存しない“教育の仕組み化”
指導の標準化 → 「先輩によって言うことが違う」をゼロに
管理職研修の体系化 → 師長・主任に“労務管理”と“コーチング”の武器を
キャリアパスの可視化 → 「ここで働けば、どう成長できるか」を明確に
採用にお金をかける前に、まず“定着”のための教育インフラを整えることが大切です。
若手スタッフを指導教育できる師長、主任のコーチング能力を高め、キャリアラダーなどの標準化された指導教育体制を整えることが大切です。
育つ環境がある病院には、人は自然と残ります。
本来、看護師を目指した人は「理想の看護」をしたいと願っています。
すぐにナースコールを取って対応する、トイレに連れて行く、患者さんの気持ちに寄り添う……そんな当たり前の、本来の看護ケアを本当はしたいのです。
しかし、教育が崩壊した状況では、その想いすら叶いません。
あなたは、感情で指導する上司になっていませんか?

