左利きの不便から見える「DXの盲点」~ユニバーサルデザインDXへ~
私は、左利きです。
世の中の9割は、私にとって「逆向き」にできています。
左利きの人は、日常のあらゆる場面で“右利き前提の世界”に出会います。
ハサミ、改札、自動販売機、スマホのUI、ノートの綴じ方向、医療現場の器具配置、機器のボタン配置など。
どれも「使えないわけじゃない」。
でも、“ちょっとしたストレス”が積み重なる世界になっています。
日本では、多数層を前提にインフラ整備がされてきました。
これは悪意ではなく、構造としてそうなってきたということです。
実はこれ、IT、DXでも同じ構造が起きています。
◆ 今のDXは「一辺倒」で、人が合わせにいっている
多くのDXツールは、「標準ユーザー像」を前提に設計されている、つまり右利き前提の世界です。
・右利き
・若い
・健康
・操作が可能
・画面の文字が見える
・認知特性に偏りがない
しかし現実には、高齢者、障がい者、左利き、発達特性、認知特性など、人の「違い」は当たり前に存在しています。
にもかかわらず、DXツールの導入ではこう言っています。
「このUIで使ってください」
「この操作フローに従ってください」
これでは、
“人がDXに合わせる世界”であり、
使いにくいツールが量産され、導入で終る原因の一つにもなります。
◆ AI時代のDXは「個別最適 × 結果の標準化」が本質
AIが登場したことで、
DXは、「人に合わせる側」 に回れるようになりました。
・左利きなら、ボタン配置を反転
・高齢者なら、文字を大きく・操作を簡略化
・色覚特性に合わせて配色を自動調整
・認知特性に合わせて、説明を図解・文章・動画に最適化
・ITが苦手なら、対話UIで操作を代行
つまり、
入力(使い方)は人ごとに最適化し、
出力(成果物)は標準化する。
これこそが、私の考える「自走するDX」の構造の1つです。
◆ ユニバーサルデザイン × AI × DX がつくる未来
左利きの不便は、「誰もが当事者になりうる“違い”」の象徴です。
AIは、人の違いを吸収し、成果だけを揃える
真の 「ユニバーサルデザインDX」 を実現できると考えます。
皆さんは、デジタルツール、DXツールが使いにくいと感じたことはないですか?

