AI博覧会 Nagoya2026~DX・AXの本質は「導入」ではなく「定着」~
AI博覧会(AIsmiley)に参加してきました。
今回のターゲットには医療領域はほとんどない印象でしたが、「医療に応用できるものはないか」「内製化できるヒントはないか」という視点で情報収集しました。
講演や展示の中では、医療にも拡張できるものや、小さく内製化できそうなものもいくつかありました。
例えば「AIカメラ」。
本来は防犯や生産性向上の用途ですが、医療現場ではリスクマネジメントや安全管理への応用も考えられると感じました。
率直な感想として、AIそのものはすでに“特別な技術”ではなくなってきています。
以前はシステム開発に専門人材や大きな投資が必要でしたが、現在は生成AIやノーコードツールの進化により、個人レベルでも多くのことが実現できる時代になっています。
実際、私でもこれらのいくつかは、開発可能ではないかと思うくらいです。
また、「一から開発する」というよりも、既存ツールを組み合わせて活用することが前提になってきています。
その一方で、多くの企業ブースを見て感じたのは、
DX・AXの“導入の仕方”に悩んでいる企業向けの内容が多いということでした。
現場レベルでは特に、
・何から始めればよいかわからない
・現場が動かない
・導入しても定着しない
・投資対効果が見えない
・どこにAIを使うべきかわからない
といった課題が顕在化しています。
つまり課題は「技術不足」ではなく、実装と運用設計の問題に移っていると感じます。
今、求められているのは、
・高度なAIそのもの
・オールインワンのシステム
ではなく、
「使われる設計」
そして、
・小さく始める現場DX
・業務に組み込む設計力
・定着までの伴走支援
だと考えます。
医療分野ではさらに、
・セキュリティ
・個人情報保護
・倫理
・医療機器承認(該当性)
といった視点もクリアしなくてはなりません。
AIを導入すること自体は、以前よりはるかに容易になりました。
しかし本質的な難しさは、
「AIを安全に活用し、現場に定着させ、成果につなげること」
にあります。
これからのDX・AX支援の価値は、「導入」ではなく
“使い続けられる仕組み” の設計と伴走
にあると感じました。

