点の健診から、線の健診へ― その健診結果、フェイク健康かも―

健診前だけ、強化期間と言って、
急にダイエット、、、
急に運動、、、
急に禁酒、、、
もしかして今、ギクッ とした方もいるのではないでしょうか。

「今年も異常なし。よかったですね。」
でもそれは、本当に「健康」でしょうか。
もしかしてそれは、「フェイク健康」かもしれません。

健診は基本的に「点」です。
その日の、その瞬間の数値や画像だけなのです。

しかし生活習慣病は、日々の積み重ねの結果として進行します。
異常値が出る頃には、すでにこの流れは始まっている場合もあるのです。

私は臨床検査に長く携わっていますが、数値の裏側にある「方向性」やまだとらえきれていない異常も重要なサインだと感じています。
その時の検査結果のみでは、わからない疾患もあります。

課題は、異常値が出る前の状態をどう捉えるかです。

それが、線で診るという「健診の新しいカタチ」です。
最近は、ウェアラブルデバイスで
・日々の活動量
・睡眠の質
・脈拍数、脈の不整
・酸素飽和度
などのデータが取得できます。

さらに、生成AIを活用して日々の状態を対話形式で問診し、小さな変化を言語化することも可能になってきました。

ウェアラブルデバイスとスポットの検査で日常を可視化し、トレンドを分析し、健診を単発の健康イベントではなく、サブスク型で継続フォローします。

さらに、その人専用のPHR(Personal Health Record)として記録を蓄積します。

本人主導の 「本人が中心にある未病のためのデータ構造」

医療DXは、「異常が出てから受診」構造から、「流れの中で気づく未病」構造へ変えることができるのではないでしょうか。

健診を、病気を見つける場から、未病に繋げる「健康設計」が必要だと感じます。
点の健診から、線の健診へ、それが、これからの健診の姿だと思っています。

あなたは、健診で「安心」が欲しいですか? それとも「早期発見」が欲しいですか?

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