医療人材不足の時代、質の高い医療従事者をどう確保しますか。🤔〜ダイレクトリクルーティングの活用 (HRTech·医療DX)〜
医療人材不足の時代、本当に難しくなっているのは「数」だけではなく「質」の確保です。その解決策の一つが、ダイレクトリクルーティング・SNSリクルーティングを軸に、エージェント・求人検索を“役割分担”で使う採用のポートフォリオ設計です。
18歳人口は、すでにピークアウトし、大学の定員割れ、学生の質のばらつきも課題として顕在化してきています。ホームページや大学への求人訪問、採用・転職エージェントの活用のみでは、採用が十分にできません。
ダイレクトリクルーティングの中でもSNSリクルーティングは、医療職のように資格要件が明確な分野において、将来医療職を目指す学生、今すぐ転職は考えていないが、スキルや経験を持つ潜在層にターゲティングし直接かつ継続的にアプローチできる点が最大の強みです。
SNSで日々の業務の様子、指導ややりがい、チームの雰囲気等を発信することにより、「この人たちと働きたい」、「ここで働きたい」と思ってもらうことが重要です。もちろん、現職の医療従事者がモチベーションを持って働いていることが前提です。
以下、整理してみました。
■SNS別|利用年代・人数・メリット/デメリット■
①Instagram
20〜30代中心 約3,300万人
雰囲気・人柄が伝わりやすい/若手医療職に強い
文章での詳細説明が弱い
②X(旧Twitter)
20〜40代 約6,500万人
拡散力が高く、日常発信と相性◎
炎上リスク/情報が流れやすい
③Facebook
30〜50代 約2,500万人
実名制で信頼性が高い/管理職層に届く
若年層には弱い
④TikTok
10〜20代 約2,800万人
Z世代への認知力が非常に高い
エンタメ性が必要/運用難易度高
⑤YouTube
全年代 約7,000万人
深い理解・信頼形成/病院紹介向き
制作コスト・工数がかかる
⑥LINE
全年代 約9,500万人
連絡手段として強力/リマインドに最適
拡散力は弱い(囲い込み型)
SNSは「応募を集める」より、「ミスマッチを減らす」「面接の質を上げる」ための手段、つまり、知ってもらうための手段です。
■各種リクルーティング手法の比較■
①転職エージェント
対象:即戦力・専門職
即効性:◎
コスト:高
定着率:△
用途:急募・専門職・管理職
②求人検索(Googleしごと検索等)
対象:今すぐ転職層
即効性:◯
コスト:低〜中
定着率:△
用途:幅広い母集団形成
③求人広告(リスティング等)
対象:顕在層
即効性◎
コスト:中
定着率△
用途:短期募集・人数確保
④SNSリクルーティング
対象:潜在層
即効性:△
コスト:低
定着率:◎
用途:ミスマッチ防止・ブランディング
⑤SEO、AIO
対象:情報収集層
即効性:△
コスト:低
定着率:◎
用途:中長期の採用基盤
⑥ダイレクトリクルーティング
対象:潜在〜顕在
即効性:◯
コスト:低〜中
定着率◎
用途:採用の主軸設計
つまり、
・ エージェント採用は「短期・即戦力」
・ ダイレクトリクルーティングやSNSは「中長期・質・定着」
どれが正解という話ではなく、ダイレクトリクルーティングを軸にそれぞれを役割分担と据えることが、医療の持続性と医療の質を守ることにつながると考えています。
生成AIの普及により、面接だけで個性や適性を見抜くことは、ますます難しくなっています。
だからこそ、採用試験以前の段階で、「どんな仕事をしたい人か」と「どんな人と働きたいか」をすり合わせる仕組みが重要です。
しかし、課題もあります。主な課題は3点です。
・ 即効性が弱い
・ 採用担当者の負担が大きい
・ 炎上・個人情報漏洩へのリテラシー教育が必要
これらは、ホームページ設計、GA4、タグマネージャー、SEO/AIO、各SNSビジネスアカウントの戦略設計、そして外部の専門家との連携で解決可能だと考えています。
私は、ダイレクトリクルーティング(SNS含む)を活用し、“役割分担”で使う採用のポートフォリオそのものが、一つの「医療DX」であると思っています。
医療人材の採用、皆さんの現場では困っていませんか?

